痛風の症状|膝関節にも溜まる尿酸の結晶
痛風の症状|膝関節にも溜まる尿酸の結晶
風が吹いただけでも痛いという痛風の症状。原因となる尿酸の結晶は関節に溜まります。最初は足の指、そして進行してくると膝関節にも溜まってきます。膝関節に尿酸結晶が溜まると膝で痛風が起こります。痛風の症状が膝に出るとはどういうことか?しっかりと認識してください。
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白井田七(しらいでんしち)
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痛風の基本知識
そもそも痛風とは尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。
尿酸はどんな人の体の中にも一定量あります。通常であれば尿酸は血液中に溶けて循環し、腎臓を経由して尿として排出されます。
ところが何らかの原因で、血液中に溶け切らないほど尿酸濃度が高くなると、体は血液の外(主に関節部分)に尿酸を結晶として排出し、血中の尿酸値を一定に保ちます。
そしてこの結晶に白血球が異物として攻撃したとき、結晶の破片が神経を刺激して激痛が走ります。
痛風は体からのSOS
激痛を伴う患部の腫れという痛風の症状は通常1~2週間で治まります。
ですが、これは痛みが引いただけの状態で、高尿酸血症であることに変わりはありません。
高尿酸血症が続く場合、心血管障害や、脳血管障害などの生命を脅かす成人病を合併する割合も高くなります。
痛みが治まったから「治った!!」と思わず、尿酸値を下げる治療をしないといけません。
膝関節にも溜まる尿酸結晶
尿酸というのは通常足の指の関節に溜まります。
これは足の指が身体の中でも一番体温が低い場所だからです。
体温が低いと尿酸は結晶化しやすいのです。
だからまずは乳酸は膝関節に溜まります。
そして足の指の関節に十分尿酸が溜まってくると、次なる場所を探して膝関節にくるんです。
つまり膝に痛風の症状が出るということは痛風の症状がより進行していることを意味します。
たかがビール飲みすぎで通痛になったと思っていると、大きなしっぺ返しを食らいます。
痛風が進行してくると尿酸の結晶同士がくっついて痛風結節というものになります。
この痛風結節できると痛風も末期症状。腎不全、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞など他の病気を誘発します。
膝関節に痛風の症状がでるということは、痛風がワンランク上のステージに上がったことを意味しますので、しっかりと治療をしましょう。
痛風の進行度合い
痛風の初期症状
痛風の初期段階で自覚症状として確認することができる特徴的なものです。
・足の指先や関節に違和感がある。
・関節などに炎症が見られる。
・足の指先が腫れている様な感覚がある。
・痛みを感じるがその後痛みは治まる。
・立ち上がる動作の時などに足先に痛みを覚える。
痛風の中期症状
初期の段階では痛みを発症しても数日で治まっていたものが、放置していたことで発作の間隔が徐々に短くなってきて痛みが治まりにくくなって、複数の箇所に痛みが生じる様になります。関節の炎症が悪くなってくる様になり慢性化します。
痛風の末期症状
末期になると関節以外の場所に尿酸が蓄積されてしまい尿酸結晶の塊ができてしまい、「痛風結節」といわれるものが起こります。この段階になると、尿路結石や血尿などを発症し、腎不全、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞など深刻な病気が高い確率で起こってしまうことになります。
膝関節に痛風の症状がでたら一刻も早い治療を行おう
痛風というのは恐ろしい病気です。
膝関節に痛風の症状が出るということは、前述の通り痛風が進行していることを現しています。
取り返しのつかないことになる前にしっかりと治療をしましょう。
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